敷地12坪ハウス(新宿区百人町の家)
敷地12坪でも、あきらめない!”空間の可能性”を追求して!
韓国料理店が軒を連ね、リトルコリアとして有名な新宿区新大久保で、建て替えのご依頼をいただきました。
敷地面積は12坪。道路は狭く、作業用の車が入りにくい土地で、協力してもらえる工務店を探すのもひと苦労でした。
狭小地であることに加えて、厳しい作業環境ですが、設計者も施工者もひるんではいけません。
逆境の中の家づくりには、絶対に成功させるという強い気持ちが、何よりも大切です。
ハードルが高いほど、住宅ができあがったときの感動は格別です。そんなチャレンジ建築でした。
外部からの視線をゆるやかに遮ることができるように、木のスクリーン(格子)を取り付けています。
バルコニーは、周囲の家が気にならないように、高めの手すり(壁状)を設けました。
一般的には十分な採光を確保することが難しいといわれる環境ですが、2階の天井を高くしたことで陽が降り注ぎ、木材の質感を生かした明るい空間となりました。
撮影:BAUHAUSNEO 後関勝也