那須の八溝杉(やみぞすぎ)でつくった家
国産木材にこだわった家
偶然見つけた那須の土地を気に入り、東京での生活から一転して家族と共に自然の中での生活へ!
お母様、建築主夫妻、お子さんの3世代が暮らす二世帯住宅です。
建築主のご要望を叶えるため、設計者、工務店、材木店等の数々のプロフェッショナルにご協力いただきました。完成した住宅は、関わった方々の汗の結晶です。
現在、日本の住宅で使われる柱や梁はほとんどが輸入木材ですが、地元の素材を使いたいという建築主のリクエストにお応えして八溝杉を使用。
外壁には金属のガルバリウム鋼板を使っていますが、倉庫に見えてしまわないよう、周囲の風景に溶け込む暖かみのある建物を実現しました。
内部は囲炉裏のある茶の間(居間)とキッチンを家族(家)の中心として、家の中が一つの空間になるような一体感のある設計です。
冬の寒さ対策として、蓄熱暖房機を導入。深夜電力を使うことで電気代を節約しながら、吹き抜けを伝って2階の部屋や押し入れまで温かい空気を送り込み、一日中部屋を温かく保つことができます。
家の中での寒暖差、温度差をなくすことで、最終的には結露の出ない家を目指しています。
木と和紙と左官壁が調和し、家族がゆったりと過ごせる家です。
撮影:BAUHAUSNEO 後関勝也