古民家で使われていた古い建具を再利用する試み
入間川沿いの家の木製建具工事が行われています。
この住宅では,古民家で使われていた古い木製建具を再利用する試みを
おこなっています.
建築主の提案から始まり,現物を確認し,購入したのも建築主です.
(インターネット活用で)
データをもらい,写真を見して頂き,そして現物をみて思った事を紹介
します.
古民家で使われていた木製建具をそのまま現在の住居で使うには何らか
の加工が必要となることです.
昔の規格で作られているので高さは1.7m少しの高さしかなく,現在の木
造建築の規格なら標準で2.0m既に30センチの「差」が発生しています.
古建具の上下に15㎝相当の接ぎ木をすることが一般に考えられる事です.
上の写真は上部に新規に木を継ぎ足して塗装を掛けて新旧をわからない
様にし,下には戸車を設置し再生した木製建具です.
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継ぎ木し高さの調整を終えた状態です.一番上の写真の建具は古材を
売買する業者による高さの調整でいいコストも請求するだけに塗装の
精度も高く新旧が解りにくく塗られていますが,現場で塗るにはかなり
の難度だと思います.次回の現場打合せで確認になります.
洗面所とトイレに採用した2つの木製建具のうちの1つ.赤身のある漆塗
りと思われる仕上りが美しいです.格子状になっている部分がスライドす
るようになっていて通風が可能になっています.
[建築家.米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ]
神奈川県 湘南建築家(1級建築士事務所 建築設計事務所)米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ が藤沢市湘南の鵠沼海岸から建築情報、家づくり情報を発信!
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