完成して12年の八溝杉の家に行ってきました
「八溝杉の家(那須の八溝杉でつくった家)」に久しぶりに行
ってきました.2002年に那須の山中に完成した住宅.車で片道
約5時間!の行程です.
栃木県の最北端に位置するこのロケーションは地震の影響を強
く受けた場所です.震度は6弱だったとか.リビングに設置して
いた重量300キロ以上の蓄熱暖房機が転倒したとのこと.転倒止
めの措置をとっていたのですがそれ以上の力が掛かったようです.
この場所は腐葉土が堆積した軟弱地盤で地盤改良をしています.
構造設計を担当して頂いた雄設計の笠原さんの念入りの設計監
理のおかげで地盤も基礎も木造の軸組も無事で,回りの建築物
との「差」は明白に出ています.
今回呼ばれたのは温泉を引いた浴室ですが(もちろんユニ
ットバスではありません)防水が切れたようです.それが
地震によるものかどうかは判断出来ませんがタイルの剥離
がありその内部の木が腐っている状況です.ユニットでは
ない浴室は本当に難しいです.
参考:八溝杉の家づくり
佇まいも当時と全く変わっていません.回りに多くの家が建った
ことが変化でしょうか?
現在は薪ストーブを活用していて基礎の空間が薪置場となって
います.
那須の八溝杉(やみぞすぎ)でつくった家
建築家.米村和夫建築アトリエ/風のアトリエWEB
崖地・傾斜地・斜面に家を建てる
別荘建築専門WEB(別荘建築×米村和夫)