1件の家を壊すと大量のがれきの山ができます:箱根仙石原の家
箱根仙石原の家の既存建物の解体工事が進んでいます.
写真の様に地上にあった建築物の形はもうなくてコンク
リートを砕いたがれき(コンクリートガラ)の山が出来
ています.
壁や床であったものががれきの山となってしまうのは
複雑です,まだ地下にある基礎もこれから解体します.
1件の住宅から出る産業廃棄物の量は膨大です.
同時に東北の地震で、現地は今でもがれきの処分が進ま
ないとか、処分先が決まらないなどのニュースを聞きま
すが,がれきの量がいかに膨大であるかがわかります.
ちなみに,現場から搬出されたがれき類は,「再生砕石・
再生砂」となり道路工事等の路盤材,建築用基礎材,上
下水道管の埋設保護材などに再使用されるか埋め立て地に
て処分されます.
重機の搬入,発生材の搬出の為にトラックのルートを
確保する為に一部の樹木を伐採してルートを確保してい
ます.
コンクリートを砕く事によって中にある鉄筋を分別します.
鉄筋を集めるのは機械ではできないので人手によります.
回収された鉄筋はリサイクルされます.
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