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築37年のマンションを一新!

昨年6月より担当していたプロジェクトが、引き渡しを迎えました。

老朽化した昭和の空間を、空間も機能も生活スタイルも根底より一新
すること、

マンションリフォーム設計及び工事の中で難易度の高い、フルリフォーム、
スケルトンリフォームとも言いますが、リノベーションにチャレンジして
おりました。

本日の紹介はLDK周りのリフォームと構造。

今回のマンションの構造は、鉄筋コンクリート造壁式構造(プレキャスト工法)
の5階建てです。

1964年の東京オリンピック及びその後の時期に量産した共同住宅に多く
採用された構造方式です。一般にファミリータイプの住戸の場合、「田の
字型プラン」を採用することが多く、その中央部分に構造上必要な「壁」
が存在します。

壁式構造の宿命です。この壁を残して、既存の空間にない「解放感」、
「明るさ」、「広がり」と「快適さ」を作り出せるか。。。。。

築37年のマンションのリフォーム
before:ダイニング.キッチン.リビング
築37年のマンションのリフォーム
前回ブログの玄関周り編に続き、床壁天井、照明と全ての
要素が統一感のない無秩序な構成になっている上に、天井は
低く、使われている建材、仕上げ材は情緒性のない、建材、
素材、テクスチャー、照明器具とともに絶句する要素の
オンパレード状態です。
sat2-after
after:ダイニング.キッチン.リビング
米村和夫建築アトリエのリフォーム

玄関から入って廊下経由でLDK空間に入る光景をイメージした場合、いきなり
ダイニングキッチンが視界に飛び込んでくる生活感丸出しの時代は既に終わって
おりキッチンは窓際に移動をしました。この移動により視覚からくる解放感と
快適性は格段に向上しました。完成するまで一番不安であった、壁式構造の
宿命である壁(柱と同じ意味)の存在、さらに開口部の上部にある欄間の存在
であるが、できるだけ壁天井と同色にし存在感の主張を抑えに抑えてなんとか
この状況まで持ってこれました。

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[建築家.米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ   URL]090-9847-3200
神奈川県藤沢市湘南の建築家(米村和夫建築アトリエ1級建築士事務所)が鵠沼海岸
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