WORKS

建築家(1級建築士)米村和夫が設計した注文住宅を紹介

石積崖地の家

石積みの上に実現したプライベート空間

このプロジェクトは、近藤敦司建築設計事務所(藤沢市)との共同設計監理によります。

神奈川県西部、古くから栄える風光明媚な集落の一画にある、高さ7mの石積みを有する崖地。
いつ誰が積んだのかわからない石積みの上に建物を建てられるのか?という心配があり、どこにも引き受けてもらえず建築主は途方に暮れていたといいます。
その頃、当事務所のブログ「崖地に家を建てる」をご覧になり、崖地の経験豊富な設計士ならばということでご相談をいただきました。
幸いにして、建物を計画する部分は平地です。石積みに建物の荷重・負荷をかけないことと、建物が石積みに関係なく安全であることの二つの条件を満たし、安全・安心かつ景色を楽しめる住宅を実現しました。

リビングからは北方向に街の眺望が見渡せるため、大きな開口と吹き抜けを設けて開放的な空間にしました。吹き抜けはリビングと2階の書斎、子ども部屋をつなぐ役割も果たします。
さらに、眺望を得るために屋上にルーフテラスを設けました。どこからも覗かれることのない、家族だけのプライベートスペースです。

撮影:BAUHAUSNEO 後関勝也

CATEGORIES

住宅地, 崖地、傾斜地、斜面地, 神奈川県

用途

専用住宅

場所

神奈川県某所

竣工

2022年6月

構造規模

木造2階建て

構造設計

dos

施工

株式会社Ogawa Tec.

工事費

坪単価120万円