子供達が元気に遊びまわる家
空間と空気を縦につなげる高さ7mの吹抜けのある家
千葉県佐倉市の住宅地で、「子供達が引きこもるような子供部屋は避けたい」という建築主のご希望を叶える家をつくりました。
居間(茶の間)回りは高さ7mの吹き抜けを設けて、ダイナミックな空間を構成。
壁やドアなどの仕切りを極力省くことで、個室化することなく、どこにいても家族のつながりを感じられる間取りになっています。
仕切りのない空間を最大限に活用できるように、快適な温熱環境と空気環境の実現にも取り組みました。
日差しを取り入れるために、南側の開口部を大きく確保。さらに、建物内の空気を循環させて全ての空間を同じ温熱環境にするFAS工法(福地建装(株))を採用しました。こうした工夫により、光熱費は以前の家よりも抑えられたといいます。
空気環境に関しては、FAS工法で空気を循環させるからこそ、建物内をきれいな空気で満たすべきというのが当事務所の考え方です。
そこで、室内には無垢材、自然系塗料などの自然素材を主に使用。合板や集成材はVOC(揮発性有機化合物)対策やシックハウス対策に配慮した建材を使っています。
子供達が家の中を走りまわる様子が台所や居間からも感じ取れて、自然と会話が生まれる。家族全員が楽しめる家です。
撮影:BAUHAUSNEO 後関勝也
メディア掲載
・2005.02.19「住まいの極意」放映
・「アエラ」2005年09月
・「ニューハウス」2003年10月号
・「ニューハウスムックNo.95」2005年