北海道岩内の別荘
大自然の厳しさと向き合いながらの建築と自然を楽しむ生活
関東在住の建築主は「遠いところに時間をかけて辿り着くのが別荘ライフの醍醐味」という思いから、北海道に別荘を建てたいと考えていました。
そして選んだのが、小樽からバスで1時間かかる日本海沿いの街、岩内(いわない)。海や山に恵まれ、四季折々の自然を存分に楽しむことができます。
日本海を見渡すことができ、スキー場も存在する岩内岳の中腹に建てた「岩内の家」です。
冬は雪と風がとても強く、ブリザード状になるときもあります。厳しい自然環境に対して負けない力強さを持ちつつも、自然と共生するようなデザインが求められていました。
傾斜地であることと、積雪対策を考慮し、1階部分は駐車場と玄関のみとして、大地をイメージしたコンクリート造にしました。
主要な居室は2階部分に配置して、地上をイメージした木造に。木造部分は屋根と壁にカラー鉄板を張り、コンクリート打ちっぱなしの1階部分と対比させました。